肌の乾燥が気になる②

こんにちは!

埼玉県所沢市狭山ヶ丘

リンパエステサロンのクアンミールです。

 

前回では季節的な気候とお肌の乾燥の関係を少し上げてみましたが、今回は常に乾燥しがちなお肌が気になっている方の考えられる原因を少し載せてみます。

まずターンオーバーとは。

皮膚表面から、表皮、真皮、皮下組織の3つで構成されています。

肌は常に表皮の奥から新しい細胞が生まれ少しずつ肌の表面へ押し上げられていきます。表皮細胞が誕生し角質となって垢として自然に剥がれ落ちるまでのサイクルをターンオーバーといいます。

健康的な皮膚で28日周期が標準だと言われています。

 

そして、保湿の主体とは。

一般的に皮膚の保湿は皮脂膜と角質層が担っているといわれますが、その主体は角質層にあります。

角質層は表皮の一番外側で厚さわずか0.01~0.03mm、サランラップほどの薄さしかないんですね。

角質層の構造は、「角質細胞」と「角質細胞間脂質」でなりたっています。

「角質細胞」の中にはNMF(天然保湿因子)が含まれていて、皮膚内部から染み出してきた水分を角質細胞内に取り込んで、角質細胞を形成している主成分のケラチンを柔らかくします。

「角質細胞間脂質」はセラミドなどが含まれておりその角質細胞の水分を逃がさないように周りを

固めています。つまり角質層には水分を抱き込んで逃がさないという「ダブル保湿」の仕組みが備わっているんです。

角質は水分保持だけでなく、細菌の侵入や紫外線の刺激を防ぐというバリア機能を備えています。

角質は私たちの美肌を保つ為にはとても重要な役割を担っているんですね(*゚▽゚*)。

 

 

角質肥厚で乾燥

表皮のターンオーバーが正常に行われず通常よりも角質が厚くなっている状態ですね。

不必要な角質が肥大しキメが粗くゴワゴワしたりガサついたりと肌は固くなります。

角質は本来大切な役割を担っていますが、時に余分な角質が表面に厚く残ったまま肥厚しすぎるとで、

いくら化粧水、美容液で保湿しようとしても有効成分が浸透しずらい、蓄えずらいという状態になって

乾燥してしまっている可能性があります。

洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使って刺激になっていたり、

気づかないうちに擦っていたり、お顔のセルフマッサージを毎日やりすぎていたり、ミルクやクリームの

伸びが良いからといってマッサージするようにつけたりして刺激してしまっていたり、

紫外線も刺激になります。UVケアがゆきとどいていなかったりと、知らず知らずのうちに色々な肌への

刺激で自分で角質肥厚を引き起こしてしまっている場合もあります。

刺激や摩擦で肌の防衛反応が機敏になることにより、皮膚は防御しようと厚みを増してしまいす。

肘や膝などって摩擦により厚くなりますよね?

ただ単にお手入れ不足の場合もありますが(>_<)

余分な角質は優しく取り除いてしっかり保湿することが大切です。

 

 

角質層そのものがダメージを受けて乾燥

過剰なお手入れのしすぎや間違ったお手入れ、合わない化粧品などで角質層そのものが傷ついてしまっていて角質本来の水分保持やバリア機能が働いていない可能性があります。

自分でピーリングのやりすぎなど肌が薄くなりキメが無くなっていませんか?

肌荒れやニキビなどを古い角質が原因だと思い、本当は若くて必要な角質を削っていませんか?

ダメージを受けた表皮は修復を急ぎます。表皮ターンオーバーのサイクルが早まると角質細胞の生成が不完全で、(不全角化)という角質層は小さく不揃いな細胞で占められ、角質細胞間皮質やNFM(天然保湿因子)の生成も不足し、バリア力が弱く乾燥した状態になり乾燥だけでなく肌荒れなどを生じやすくなってしまいます。

一見若い角質はキレイに見えるかもしれませんが乾燥やその他肌トラブルを招き未熟な角質ばかり出てきてしまうという悪循環になってしまいます。

しばらくセルフケアだけを行っている方がいらっしゃいましたら、一度この季節の変わり目に

お近くのエステなどでお肌の状態をチェックしたりてもらうと安心かもしれません。自分で古い角質を取っていたつもりが本当は過剰な手入れでお肌を傷めてしまっていたという方は意外と多いです。

 

 

改善策としましては

①メイク落としはミルクやクリームタイプの肌に優しいものに変え優しく浮かせるようにクレンジング。

指でさえ摩擦になるのでただ置いて馴染ませて浮かせる感じで優しくおこないましょう。

 

②洗顔料は良く泡立てて優しく泡を転がすように汚れを吸着させる。汚れを取るということはそれだけ肌には刺激になります。クレンジング剤や洗顔料はお顔の上に長くのせないように気を付けましょう。

 

③タオルなどで拭き取る時は擦らない。刺激を与えないよう優しく拭き取るよう気をつけましょう。

 

④お肌に合った保湿効果の高い化粧水、乳液などで朝の保湿に続き寝る前の保湿も徹底しましょう。

乾燥で肌が敏感になっているときは刺激が弱いものに変えるのも大切です。

保湿をしっかりして良質な角質を育てましょう。

 

⑤紫外線は一年中降り注ぎますので気を抜かないようにしましょう。UV効果のある化粧品を使う際も現在の肌にとって刺激が少ないものが良いでしょう。

 

⑥しっかり睡眠をとり肌の修復効果を高めましょう。

 

体の冷えを予防するライフスタイル、食生活を心がけましょう。

 

⑧冬は室内の湿度管理に気をつけましょう。

 

 

まだ他にもありますが、上記のことから少しずつ試してみてはいかがでしょうか?

正しいクレンジングや洗顔方法に変えるだけでターンオーバーが正常に戻り肌悩みが改善される方も多くおられます。

肌は優しくいたわりながら触れ、保湿も欠かさずしっかりすることが大切です。

 

また、他にも精神的ストレスからくる肌の乾燥もありす。

ストレスで交感神経の働きが活発になり抹消の血行不良をきたし、酸素や栄養不足により乾燥、その他肌トラブルをも生じます。

月経周期では月経期にホルモンバランスの関係から乾燥が見られます。

色々な要因が重なり乾燥があらわれるんですね。

自分の肌状態を知ることがお肌を改善する美肌への一番の近道ですね(^^♪